一番の難関は努力無関係の受験資格
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これまで合格率や合格基準、そして出題範囲などの観点から社会保険労務士試験の難易度を考えて来ましたが、何より難しいのは、努力ではどうにもならないと思える受験資格です。下に社会保険労務士試験の受験資格を記します。
《社会保険労務士試験の受験資格》
①大学卒業者、または大学において62単位以上を習得済みの者
②短期大学、高等専門学校を卒業した者
③修業年限が2年以上、かつ総授業時間が1,700時間以上の専修学校の専門課程を修了した者
④行政書士となる資格を有する者
⑤公務員で労働社会保険諸法令の事務に従事した期間が通算3年以上、または、行政事務に3年以上従事した者、民間企業や労働組合等で労務担当や労働社会保険諸法令の事務に通年3年以上従事した者
上記の中で1つでも満たしていれば受験する資格があるのですが、問題なのが①~③に示された学歴です。そこに示されている条件は短大か高専以上の者。つまり、最終学歴が高校では試験すら受けられないのです! もちろん、高卒であれ⑤にあるように、公務員となり労務や社保関連の事務に従事することも不可能ではないでしょう。しかし、限りなく難しいといえると思います。
学歴が満たなくても受験できる秘策が!
では、最終学歴が高校卒業では、本当に社会保険労務士試験は受けることはできないのでしょうか? いえ、できます! 少し回り道は必要ですが……。
注目は④の条件。そこには「行政書士となる資格を有する者」とあります。
そして、行政書士の受験資格は国家試験であるにも関わらず〝年齢、学歴、国籍等に関係はない〟のです! そう、高卒の方で本当に社会保険労務士として活躍したいなら、まずは行政書士試験の勉強をし資格を取得すること。それがすなわち、社会保険労務士試験の受験資格となるのです。
行政書士は〝士業の入り口〟とされ試験も比較的優しいとされています。また、社会保険労務士と行政書士のダブルライセンスなら仕事の幅も増し収入が増えることも考えられます。学歴が受験資格に満たないという方は、まず、〝前向きな遠回り〟で、行政書士試験を目指してみてほしいと思います!